電波望遠鏡の活躍によって、太陽のような低質量星とその周囲の惑星系が、分子雲でどのようにして誕生するかが明らかになってきている。
本講義では、最近の電波観測の成果を中心に、分子雲→分子雲コア→原始星→Tタウリ型星→主系列星という星・惑星系形成過程の研究について概説する
以下の流れで講義を行う予定である。
(1)天文学の基礎
(2)電波望遠鏡の原理
(3)電波観測の基礎
(4)星・惑星系形成過程の観測
開講日:
10月8日、15日、22日、29日(いずれも水曜日)
10:00-16:30を予定
参考書等
参考書としては、例えば「宇宙電波天文学」(共立出版)、「岩波講座 地球惑星科学 12比較惑星学」(岩波書店)がある。
基本的な物理を習得していることが望ましい。
出席とレポートによる。
太陽系起源論の概略について予習しておくことが望ましい。