地球惑星物理学序論   Introduction to Earth and Planetary Physics

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担当教員
長井 嗣信  綱川 秀夫 
使用教室
水3-4(石2-318)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5073
シラバス更新日
2010年9月20日
講義資料更新日
2010年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

I 地球惑星物理学におけるいくつかのトピックスについて,数学的な手法を導入して,その物理過程を理解する。次のようなトピックスを取り上げる。
 大気の構造と運動,海洋の波動,惑星の磁場,太陽風と惑星磁場の相互作用,地震波の伝播,惑星の内部の準静的変動,地震の力学,惑星重力場

講義の目的

地球および惑星での各種の現象は、古典物理学の理論のなかで、比較的やさしい数学・物理学だけを使って理解できることが多い。ここでは、いくつかの地球惑星物理現象をとりあげ、現象の基本的構造を物理学的かつ数学的に理解することを目指す。

講義計画

(1)  地球環境問題(大気の構造)
(2)  月の運動(潮汐)
(3)  地球上での運動(コリオリの力)
(4)  大気の運動(低気圧、波動)
(5)  海洋の構造と運動
(6)  地球・惑星の初期熱史
(7)  プレートテクトニクス
(8)  岩石の破壊と地震の発生
(9)  地球内部物質の力学的性質
(10) 地震波伝播と地球内部構造
(11) 地磁気・惑星磁場

教科書・参考書等

岩波講座 地球惑星科学 全14巻 岩波書店

関連科目・履修の条件等

関連科目:宇宙地球科学A、力学、電磁気学、地球惑星電磁気学、地球内部物理学

成績評価

講義に関連した適当な計算問題のレポートにより評価する。

担当教員の一言

地球および惑星での多様な現象を理解する上で、どのようにモデル化し、そしてどのように物理法則を適用しているかを知ることにより、どのように問題でアプローチするかに触れてほしい。さらに、どうして基礎的な数学・物理学を理解していなければならないかを実感してほしい。

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