構造化学   Structural Chemistry

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担当教員
腰原 伸也  沖本 洋一 
使用教室
月3-4(S622)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5432
シラバス更新日
2014年9月18日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

I 分子分光学を通じて,量子化学・力学に対する理解を深めることを目的とする。
II 量子力学の知識を基にして,分子の振動,回転,振電相互作用等の理論,群論と分子の対称性への基礎的理解を得る。ならびに,その応用としての赤外・ラマン分光法の基礎的知見も修得する。

講義の目的

分子の構造とその分光学的特性の関係を、量子力学的視点から理解することを目的とする

講義計画

1.量子力学を用いた分子の記述

2.分子の形(対称性)から要求される、物理的条件(分子振動)

3.条件の量子力学的な表現

4.形から出る条件が分光学的測定のどこに反映されるか?

5.実際の分子ではどうなっているのか?赤外吸収とラマン散乱

教科書・参考書等

教科書: 赤外線吸収とラマン効果”水島三一郎、島内武彦 著、共立全書

参考書等
参考書: 1. Physical Chemistry, D . Ball, Brooks/Cole Thomson Learning 2003
2. 同上日本語版、 ボール著、 物理化学(下)、 東京化学同人

関連科目・履修の条件等

量子力学の基本的知識(物理化学第一や量子力学第一)を履修していることが望ましい。

成績評価

試験による。

担当教員の一言

「見えない」分子の形をいかに「見てきたか」のように語るのか、「見て」のお楽しみ。

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