I 有機化学の基礎的知識の修得を目的とする。
II 有機化合物の一般的性質及び基本的な反応性について概説する。
有機化学の基礎知識の習得を目的とし、有機化合物の一般的性質、反応の考え方、基本的な反応性について解説する。
1. 有機、有機化合物、有機化学とは
2. 有機化合物の構造、電子構造、ルイス構造、形式電荷、共鳴
3. カチオン、アニオン、ラジカル、原子構造、混成軌道、分子軌道
4. 官能基、アルカンとIUPAC命名について
5. 反応機構とは、酸と塩基、有機電子論
6. アルカン、立体配置と立体配座、シクロアルカン
7. アルカンの反応、ハロゲン化アルキル
8. 立体異性(光学活性、キラリティ、RS法、エナンチオとジアステレオ)
9. ハロゲン化アルキルと有機金属化合物(カルボカチオンとカルバニオン)
10. 求核置換反応(塩基性と求核置換性、溶媒効果、 立体効果)、脱離反応
11. アルコールとエーテル及びそれらの反応
12. アルケン及びその反応-1
13.アルケン及びその反応-2
14.アルキンとニトリル
ボルハルト・ショアー「現代有機化学」(化学同人)
特になし
授業中に演習等を課し、また期末試験を行う。成績はそれらの結果と出席状況を総合して決める。
有機化学は暗記の科目ではなく,理論化・体系化されたサイエンスであることを理解させたい。