I 各状態にある無機化合物及びそれらの混合物の組成(分子種,イオン種)を決定するに必要な化学の基礎知識を修得することを目的とする。
II 水溶液中のイオン平衡及び容量分析の基礎。
溶液内の化学種間の平衡、物質間相互作用を熱力学に基づいて取り扱う手法を習得する。溶存化学種を扱う際の困難さを知り、その克服と溶存化学種の本質を捉え、直感的にそれらの挙動を理解する。また、計算により定量的に化学種の濃度を導く手法を会得する。
溶液の熱力学、平衡計算とその本質、滴定への適用などについて、酸塩基、沈殿生成、錯生成、酸化還元などを題材に講義する。
「分析化学」基礎から理解する化学3)、みみずく舎(東京)
「分析化学の基礎 ―定量的アプローチ―」、化学同人(京都)
条件はなし。3年生前期の分析化学第二を履修すると、分析化学第一がどのように生かされるかがよくわかる。
試験と宿題を総合的に判断する