I 機器分析の基本的な手法について,その理論的,実験的側面を概説する。
II 光分析,電気分析,溶液の化学。
機器分析の基本的な手法と溶液および界面の化学について、その理論的、実験的側面を概説する。これにより、分析手法もの原理と概念を理解し、分析化学の重要なキーワードである「感度」と「選択性」を高めるためにどのような発想がなされてきたかを学ぶ。方法のバリエーションを知るというよりそのバックグラウンドにある論理を理解してもらいたい。
1. 分析化学の目指すもの
2. 液液、固体界面を利用する分離分析法
3. 原子スペクトル分析
4. 二相界面を利用する流れ分析法
5. ポテンシオメトリー
6. 水中、非水溶媒中でのpH
7. その他の電気化学的分析法
8. X線回折法と内殻励起分光
9. 紫外・可視吸収分光法
10. 蛍光分光法
11. 振動分光法の基礎と赤外分光法
12. 赤外分光法の光学配置とフーリエ変換分光法
13. ラマン分光法
教科書:岡田哲男 他 「分析化学」(みみずく舎)
参考書:高木誠「ベーシック分析化学」(化学同人)
デイ・アンダーウッド(鳥居・康訳)「定量分析化学」(培風館)
クリスチャン「分析化学Ⅱ」(丸善)
玉虫「電気化学」(東京化学同人)
関連科目:物理化学、量子化学
期末試験