物理化学第三   Physical Chemistry III

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担当教員
河内 宣之  北島 昌史 
使用教室
火1-2(W833)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5410
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

まず巨視的立場から反応を議論し、次に微視的立場から議論する。

講義の目的

化学反応を物理化学の立場から理解するための基礎を身につけることを目的とする。6学期開講の放射線化学を中級コースとすると初級コースと位置づけられる。

講義計画

1. 巨視的立場から見た反応
  a. 速度式、速度定数
  b. 反応次数、反応の分子数
  c. 反応中間体
  d. 複雑な反応の解析
2. 微視的立場から見た反応
  a. アレニウス式
  b. 素朴な反応理論
  c. ポテンシャルエネルギー曲線、曲面
  d. 遷移状態理論
3. 2粒子衝突としての反応
  a. 断面積(全断面積、部分断面積、微分断面積)
  b. 弾性衝突と非弾性衝突
  c. 衝突エネルギー(エネルギー保存則、実験室系、重心系)
  d. ニュートンダイヤグラム
  e. 反応速度定数と反応断面積の関係

教科書・参考書等

教科書: 授業中にプリントを配布する。

参考書: アトキンス物理化学(東京化学同人)
Steinbeldら(佐藤伸訳)「化学動力学」(東京化学同人)
高柳和夫「電子・原子・分子の衝突」(培風館)
高柳和夫「原子分子物理学」(朝倉書店)
高柳和夫「原子衝突」(朝倉書店)
B.H. Bransden and C.J. Joachain著, Phisics of Atomand
Molecules (Longman Scientific & Technical)

関連科目・履修の条件等

物理化学第一と第ニの修得を前提に講義を進めます。

成績評価

期末試験とレポート

担当教員の一言

基本的事項に重点をおいて、ゆくっりと授業を行います。皆さんに、損はさせません。

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