I 物質の状態と状態変化を,化学熱力学の応用として理解する。また,分子の秩序性,無秩序性の観点から,結晶,液体,ガラスの構造,構造変化および性質を概括する。
II 分子間力,相図,応用化学熱力学,相変化,ガラス転移など。
分子が凝縮した集合体(液体、結晶)について、その集合状態を決める分子間力の内容、集合体の構造・性質とその変化の特性について学ぶ。
1.分子凝集状態と相図
2.熱力学と、物質の束一的性質
3.化学結合と分子間力
4.水素結合と疎水性相互作用
5.熱容量と分子の自由度
6.分子内振動と分子間振動
7.熱容量とショットキー異常
8.相変化:一次転移と二次転移
9.相転移:分子場近似による記述
10.熱力学第三法則と分子配置の凍結
11.ガラス転移と構造緩和現象
12.分子配置変化と誘電緩和
13.液体、過冷却液体の構造と構造変化
14.結晶化:結晶核生成と成長
適時プリントを配布
期末試験、他