色彩、硬い・軟かい、導体・絶縁体等、巨視的な物質の示す多彩な性質は、構成要素である電子とイオンとが示す量子的な性質に他ならない。本講義では、結晶格子の定義と種別、さらに、その中を遍歴する電子の取りうる量子力学的状態の特徴について学ぶ。そして、上述の物質の諸性質が、どのように量子論から理解できるか知ることを最終目的とする。
色彩、硬い・軟かい、導体・絶縁体等、巨視的な物質の示す多彩な性質は、構成要素である電子とイオンとが示す量子的な性質に他ならない。本講 義では、結晶格子の定義と種別、さらに、その中を遍歴する電子の取りうる量子力学的状態の特徴について学ぶ。そして、上述の物質の諸性質が、どの様に量子 論から理解できるか知ることを最終目的とする。
1.結晶構造
2.逆格子
3.結晶結合
4.フォノン
5.自由電子とバンド構造
6.半導体
C. Kittel著「固体物理学入門」など
量子力学第一 ,量子力学第二, 熱・統計力学第一, 熱・統計力学第二を履修していることが望ましい。
レポート、試験などにより評価する。