I.現代物理学序論第一に引き続き、現代物理学の基礎概念となっている「対称性」及び「Unification」の基礎を解説する。
II.
(前半)1.物理学における対称性 2.群論の基礎 3.線形応答理論
(後半)1.自然のスケール、エネルギーのスケール 2.場の考え、力の統一 3.時空とは何か、次元とは何か 4.素粒子・原子核・宇宙分野の最前線研究
現代物理学は、素粒子・原子核・原子・分子のミクロの世界から結晶や生物を含むマクロな物質、そして宇宙の構造に至るスケールの大きな研究分野である。本講義ではそれらの各論に入る前に知っておくべき自然の摂理や背景に潜む原理について解説する。「対称性」と「統一」を二本柱とし、研究分野の発端から現在の最先端研究との関連までを説き、実験物理学の重要性を認識してもらう。
前半(金森)
1. 物理学における対称性
2. 群論の基礎
3. 線形応答理論
後半(垣本)
1. 自然のスケール、エネルギーのスケール
2. 場の考え、力の統一
3. 時空とは何か、次元とは何か
4. 素粒子・原子核・宇宙分野の最前線研究
授業中に指示する。必要に応じプリントも配布する。
並行して開講されている量子力学、統計物理学、物理数学も深い関係があるのでよく勉強してください。
出席、質疑応答、小レポート、小テスト、最終レポート、期末試験等により評価する。
多様な自然現象を理解するために必要となる普遍的なものの考え方を学び、物理学の面白さ、壮大さを実感してほしい。
質問を歓迎します。