量子力学第一、第二に引き続き、厳密解が解けない場合の近似法、同種粒子の集団についての統計、外界からの刺激に対する応答を探るための摂動法、統計集団を扱うための密度行列を学ぶ。量子力学の考え方と手法を身に付けるとともに、実際の物質への応用も意識する。
量子力学第一、第二をうけ、近似法、同種粒子の統計、密度行列などを学ぶ。量子力学の考え方と手法を身につけるとともに、実際の物質への応用も意識する。
Ⅰ. 定常状態の摂動論
Ⅱ. 変分法
Ⅲ. 時間に依存する摂動
Ⅳ. 同種粒子の統計
Ⅴ. 密度行列の定義と統計平均
Ⅵ. 群と計量線形空間
Ⅶ. 群の表現と指標
Ⅷ. 置換群とボース粒子、フェルミ粒子
Ⅸ. 多電子系のモデル: ヒュッケル法と一次元自由粒子
Ⅹ. 並進群と運動量: 結晶中の電子状態
XI . 回転群と角運動量: 既約テンソル演算子と角運動量の合成
XII. 光と物質の相互作用
[教科書]
特に指定しない
[参考書]
メシア 量子力学 1,2,3 東京図書
岡崎誠 物質の量子力学 岩波書店
量子力学第一および第二を履修したことを前提として講義する。
量子力学演習第三も同時に履修することが望ましい。
試験によって評価する。
特になし