I 物理学科の全学生を対象とする。物理学は自然の科学であるから,自然の観察,実験による検証・発見がたいへん重要な役割を果す。基礎物理学実験で習得した知識を発展させ,いろいろな分野の物理実験の原理と測定法を学ぶ。
II 次の4項目について行う。
・ 光学 ・ エレクトロニクス ・ 真空・原子・分子 ・ 放射線計測。
毎週二日,午後に行う。
物理学は自然科学であるから、自然を観察することは基本的で重要なことである。自然を観察・検証する手法の原理と技術を、いくつかの装置を用いながら学ぶ。物理学科の全学生を対象とする。
以下の4つのテーマについてそれぞれ6日ずつ実験を行なう。各テーマはさらにいくつかのサブテーマに分かれている。毎週2日、午後に行なう 。
1.光
光の干渉
光の波動的性質
光の回折
2. 真空・原子・分子
高真空技術
コンダクタンスの測定
気体の分留
3.エレクトロニクス
ディジタル回路
アナログ回路
4.放射線計測
α崩壊、β崩壊、γ崩壊
放射線と物質の相互作用
物理学科発行のテキストを使用する。他に必要に応じて参考書を用いることもある。
物理学課程の4学期までの講義、演習、および基礎物理学実験を履修していることが望ましい。
実験(説明会を含む)への出席、ディスカッションおよびレポートの評価により行なう。
学期の初めに行なわれる説明会の時に与えられる種々の注意をよく守って行なうこと。
実験の当日までに十分に予習しておくことが最も大切である。レポート提出を遅れずに行なうこと。
様々な実験装置が準備されているので、十分に活用してもらいたい。