化学物理第二   Chemical Physics II

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担当教員
松下 道雄 
使用教室
火3-4(S612)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5207
シラバス更新日
2009年10月6日
講義資料更新日
2009年9月28日
学期
後期  /  推奨学期:8

講義概要

I 気体,液体として存在するさまざまな物質の性質とその変化を,物質を構成する分子に基づいて理解することを目指す。
II 気体分子運動論,分子間力,気体反応,活性複合体論,酵素,群論

講義の目的

化学物理は、気体、液体、固体として存在するさまざまな物質の性質とその変化を、物質を構成する分子の性質に基づいて理解しようとする、幅の広い学問である。本講義は化学物理第一を引き継ぐもので、分子運動と分子間力、化学平衡について考えた後、化学反応をあつかう。

講義計画

1.気体運動論
   理想気体とマクスウェル-ボルツマン分布
   ファンデルワールス方程式と超臨界
2.分子間力
   多極子展開
   ファンデルワールス力
3.分子の衝突と反応
   分子の衝突と平均自由行程
   衝突反応
   活性複合体論
   溶液内反応‐拡散律速と活性化律速
4.酵素
   酵素の構造‐タンパク質の高次構造
   酵素の機能‐生体内反応の触媒
5.群論
   有限群入門
   置換群と量子統計
   回転群と角運動量
   並進群と運動量
   点群と分子の電子状態

教科書・参考書等

プリントを配布。参考書としては
 垣谷俊昭「光・物質・生命と反応」上・下 (丸善、1998).

成績評価

期末試験とレポート

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