量子力学演習第二   Exercises in Quantum Mechanics II

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担当教員
武藤 一雄  椎野 克  足立 聡 
使用教室
金5-6(H113他)  
単位数
講義:0  演習:2  実験:0
講義コード
5204
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

量子力学第一及び量子力学演習第一に引きつづき,量子力学第二の講義と密接な連絡のもとに練習問題の演習その他を行う。

講義の目的

A:量子力学第二の演習で取り上げる予定の主なテーマは次のとおりです。
 ○ スピン
 ○ 角運動量の合成
 ○ 複数の同一粒子からなる量子系:対称性の要請と第2量子化
 ○ 時間に依存しない近似方法[1]:摂動論
 ○ 時間に依存しない近似方法[2]:変分法
 ○ 時間に依存する近似方法[1]:摂動論
 ○ 時間に依存する近似方法[2]:突然変化法と断熱変化法
 ○ WKB 近似法
 ○ 散乱理論
 プリントは教科書で学ぶことに基づいて用意します。学習の中心は摂動論の理解にあります。
 いろいろな方法を適用する具体的な物理系としては、主に原子物理学(atomic physics)からの例を用いようと
思います。

B:量子力学第二では主に量子力学の摂動論による取り扱いを学ぶので、本講義においても摂動論を使って
具体的な系を解析していく。また、単に問題を解くのみにとどまらず、摂動論の立場からは量子力学に対する
どのような理解が可能かについて深く議論する予定である。演習は毎回教科書の演習問題を解いて解説する。
同時に、量子力学第二を補完する意味でより高度なトピックも取り扱う。

講義計画

AB:量子力学第二に準ずる

教科書・参考書等

AB:坂井典佑,"量子力学 II "; 培風館(基礎物理学課程)

関連科目・履修の条件等

AB:量子力学第二を同時に履修することを前提とする。すでに履修してしまったものにはこの限りではない。

成績評価

AB:演習・レポート(毎回)および試験

担当教員の一言

AB:講義中は学生間の私的な議論を推奨します。仲間同士教え合える講義にしましょう。

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