量子力学第一   Quantum Mechanics I

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担当教員
武藤 一雄 
使用教室
火3-4(W241)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5039
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期  /  推奨学期:-

講義概要

I 現代物理学の基礎である量子力学の基本的な体系とその物理的応用を学ぶ。
II 1. シュレディンガー方程式,2. 量子力学の基本仮定と確率解釈,3. 1次元ポテンシャルでの束縛状態,
 4. 1次元での波束と散乱,5. 調和振動子,6. 角運動量,7. 中心力場のもとでの束縛状態

講義の目的

1.量子力学Iで定常状態の場合を主に扱います。さらに量子力学IIでは近似法や3次元での散乱問題などを扱い、両者で非相対論的量子力学をカバーします。
2.量子力学第一は量子力学の基礎付けを行うところです。量子力学の基本的な概念や考え方をマスターすることをもっとも大きな目標とします。

講義計画

1. シュレーディンガー方程式
2. 量子力学の基本的仮定と確率解釈
3. 一次元箱型ポテンシャルでの束縛状態
4. 一次元での波束と散乱 
5. 調和振動子中心力場のもとでの束縛状態
6. 角運動量
7. 中心力場のもとでの束縛状態

教科書・参考書等

なし

参考書等
「量子力学I」坂井典佑著(培風館)

関連科目・履修の条件等

なし。

成績評価

試験とレポートによって評価する。

担当教員の一言

量子力学は、ミクロの世界を扱うので、日常生活の感覚からはなじみのない面も多く、必ずしも直感的でないと感じる人もあります。実際に量子力学がどのように自然界を記述できるのかを知るには、具体的な問題を自ら解くことがたいへん有用です。そのためにも、演習と対応して教育効果を上げるようになっています。 
参考書の中では、メシアの教科書は詳しく、本格的に自習したい人向けです。
積極的に授業に参加し、質問することを期待しています。

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