代数学概論第二   Introduction to Algebra II

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担当教員
鈴木 正俊 
使用教室
火3-4(H116)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5004
シラバス更新日
2015年10月5日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

 

講義の目的

  「代数学概論第一」に引続き、代数学の基礎事項について説明する。
 群論を中心に、積の交換法則が成り立たない場合も扱う。

講義計画

 群の定義から始まり、部分群、正規部分群、剰余群、準同型写像、
 群の同型、準同型定理について解説する。
 また環とそのイデアル、体などについても適宜解説する。

 1.群, 部分群の定義
 2.部分群と剰余類
 3.準同型写像
 4.正規部分群
 5.剰余群
 6.群の準同型定理
 7.典型的な群 
 8.群に関する種々の性質
 (講義の内容や順序は、状況に応じて変更される事がある。)

教科書・参考書等

【教科書】
 P.J. Cameron : Introduction to Algebra (second ed.), Oxford Univ. Press, 2008.
 中島匠一:代数と数論の基礎,共立出版,2000.

【参考書】
 N. Jacobson : Basic Algebra I (second ed.), Dover,1985.
 M. Artin : Algebra (second ed.), Addison-Wesley, 2011.
 N. Herstein: Topics in algebra, John Wiley & Sons, 1975.
 アンドレ・ヴェイユ:初学者のための整数論(ちくま学芸文庫),筑摩書房,2010.
 堀田良之:代数入門-環と加群-,裳華房, 1987.

関連科目・履修の条件等

 「代数学演習A第二」を併せて学習申告すること。
 併せて申告しない場合は申告不許可とする。
 但し、「代数学演習 A 第二」の単位を修得済みの再履修生については、この限りではない。
 「代数学概論第一」 を履修していること。

成績評価

 中間試験と期末試験,「代数学演習A第二」の状況等によって総合的に評価する.

担当教員の一言

 群は数学の基礎をなす概念で、代数学だけでなく、幾何学、解析学など数学のあらゆる所に登場します。
 また、物理学や化学等の分野でも、その研究対象における対称性として幅広く活用されます。
 是非、群に親しんでください。そして、数多くの実例に触れながら、抽象的な議論にも慣れて下さい。

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