解析学の基礎的事項について,できるだけ数学的に厳密に解説する。
解析学の基礎的事項について,できるだけ数学的に厳密に解説する。
1:実数
実数の集合... 上限,下限,連続性
数列と級数... 極限,部分列,集積点
ワイエルストラスの定理,上極限,下極限
コーシー列
2:一変数関数
極限と連続性... 中間値の定理,最大値と最小値の存在
一様連続性
微分可能性... 平均値の定理,高階微分,テイラーの定理
関数列... 一様収束,コーシーの条件
極限関数... 連続性,微積分と極限の交換
関数項級数... べき級数,収束半径,項別微積分
3:多変数関数の微分
極限と連続性
偏微分... 方向微分,全微分
陰関数定理
極値
(講義の内容や順序は状況に応じて変更することがありうる。)
教科書は特に指定しないが,参考書として以下の本をあげておく。
小池茂昭:微分積分(数学書房)
小林昭七:微分積分読本(裳華房)
小平邦彦:解析入門 I, II (岩波書店)
「解析学演習A第一」を併せて学習申告すること。併せて申告しない場合は申告不許可とする。
ただし,「解析学演習A第一」の単位を修得済みの再履修生はこの限りではない。
成績は中間試験・期末試験・「解析学演習A第一」の状況等によって総合的に評価する。
講義と演習を通じ,解析学の基礎について習熟することを目標とする。