常微分方程式の基礎理論と応用について学ぶ。
以下を講義する予定
1.線形微分方程式系
1-1) 行列の指数関数
1-2) 指数関数と三角関数
1-3) 高階微分方程式と1階微分方程式系
1-4) 非斉次微分方程式と Duhamel の公式
1-5) 2階微分方程式系
1-6) 変数係数微分方程式系
1-7) 変数分離と Duhamel の公式
1-8) ベキ級数展開解
2.非線形微分方程式系
2-1) 解の存在と一意性
2-2) 解の初期値とその他のパラメータに関する依存性
2-3) ベクトル場とその流れ
2-4) 勾配ベクトル場
2-5) ニュートンの方程式
2-6) 中心力場と2体問題
2-7) 変分問題と停留作用の原理
2-8) 例:最速降下線、2重振り子、ハミルトン系、補食-被捕食者 方程式など
2-9) 極限集合と周期軌道
2-10) 高次元系におけるカオス
教科書は指定しない。
1年次の微分積分学、線形代数学および2年次の解析概論を履修していることを前提する。
期末試験により評価する。
特になし