ガンマ関数、ベータ関数、Legendre 多項式、楕円関数などの特殊関数の解説とベクトル解析の解説。
1.1 年次に習った重積分の復習とトピックス2 の準備等。
2.特殊関数。(以上合計で5 回程度)。
3.以下ベクトル解析。
1.内積。外積。ベクトル値関数。空間曲線。線積分。面積分。フルネ-セレの定理等。
2.スカラー場とベクトル場。ベクトル代数。ベクトル恒等式。
3.非圧縮性の流体力学的解釈。
4.傾斜ベクトルの持つ性質。
5.曲面積とパラメータ変換。
6.極座標変換。
7.渦運動。
8.Potential とVector-Potential。
9.Gauss の発散公式。Green の公式。Stokes の公式。
教科書を指定しない。このため計算問題プリントを配布する。(2 回)。
中間テスト前に1 回と期末テスト前に1 回。(それぞれ、テストの2 週間程度前、またはそれ以上前)。
プリントの配布の週は、あらかじめ、掲示と予告あり。
問題数は合計で120 問程度。期末テストはテスト週間に行なう。
テスト問題は配布した計算問題プリントの内から、問題の類型性を失わないように変形して提出される。
(計算問題プリント配布の週に休んでも支障がないように、問題が出来た後は、研究室に来ればいつでも貰える。)
勉強結果が確実に反映するように配慮されている。(次の通り。)
中間テストと期末テストの1 週間程度前に変形候補となる問題に関する詳細が掲示される。
中間、期末それぞれ、候補となるのは10 問程度。
参考書
1.理工系の微分積分学。吹田信之-神保経彦。学術図書。2 章空間曲線 及び7 章ベクトル解析の所。
2.ベクトル解析。H.P. スウ。高野一夫訳。森北出版1980 年。
3.ベクトル解析の基礎。寺田文行· 木村宣昭。サイエンス社。第二版。2010 年。
4.初等関数論。林一道。裳華房。1984 年。Cauchy の定理で参照する程度。
5.楕円積分. 楕円関数入門(実用数学全書)。安藤四郎。日新出版2002 年。
6.数学公式I. II. III. 森口繁一-宇田川哇久-一松信。岩波全書229。
1年次の微分積分学、線形代数を履修していることを前提とする。
中間試験と期末試験により評価する。
試験問題は、計算問題プリントの内から、問題の類型性を失わないように変形して提出される。
上記変形候補の問題だけ、全て解いてあれば単位を落とすことはありません。