関数解析   Functional Analysis

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担当教員
川中子 正 
使用教室
木3-4(H113)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5122
シラバス更新日
2011年10月14日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

既に皆さんは有限次元の線型代数学を学びました。
この授業では その無限次元 version の基本を学びます。
応用についても説明します。

講義の目的

既に皆さんは有限次元の線型代数学を学びました。
この授業では その無限次元 version の基本を学びます。
応用についても説明します。

講義計画

1. ノルム空間(完備性、Hilbert空間、Banach 空間、Lp 空間など)
2. Hilbert 空間における直交性(射影定理、完全直交系など)
3. 線形作用素(有界作用素、compact 作用素、一様有界性原理など)
4. 線形汎関数と共役空間
(Riesz の表現定理、弱収束、Hahn-Banach の拡張定理、共役作用素など)
5. レゾルベントとスペクトル

教科書・参考書等

教科書は指定しない。参考書として以下の本をあげておく。
 藤田宏著「理解から応用への関数解析」岩波書店.
 増田久弥著「関数解析」裳華房.
 黒田成俊著「関数解析」共立出版.
 岡本久・中村周:関数解析1(岩波書店).
 G. B. Folland, Real analysis; modern techniques and their applications, John Wiley.
 M. Reed and B. Simon: Methods of Modern Mathematical Physics, Vol I, Acdemic Press.

関連科目・履修の条件等

解析概論(第一,第二),集合・位相(第一,第二)、応用解析序論、実解析第一を履修していることが望まれます。
内容的には実解析第二と関連が深いです。

成績評価

レポート、期末試験等の結果を総合的に評価します。

担当教員の一言

解析系の分野を志す者は、この科目を実解析第二とともに履修することを強く勧めます。
理解を確かなものにするために 関連の演習(解析学演習C第二)はとても重要です。
特別なことがない限り、合わせて履修すべきです。

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