Fourier級数論における基本的理論を解説する。また、Fourier級数展開を用いた微分方程式の解法についても触れる。
Fourier級数論における基本的事項を講義する。
1. 微分形式と全微分
2. Cauchy の定理とResidue Theorem
3. Fourier展開とべき級数展開
4. Reimann-Lebesgueの定理
5. Dirichlet部分和とFejer部分和
6. Fejerの定理
7. Parsevalの等式とその応用
8. 概収束とノルム収束
9 . 常微分方程式への応用
10.なめらかさとFourier係数
11.区分的C^1-級関数とGibbs現象
12.Dirac測度とFourier係数
教科書を指定しない。
参考書。Fourier級数入門。理工系の基礎数学6。岩波。福田礼次郎。1995。
参考書。フーリェ級数。岩波全書283。猪狩さとる。1975。
必要な予備知識: 1-3学期の微積分。
中間試験と期末試験の成績。
勉強不足を感じる講義。