文字サイズ 小中大
理工学を学ぶ者にとって不可欠である複素函数論を学ぶ,複素函数論とは,複素数を定義域とする函数に対する微積分学である。定義域を複素数にまで広げるこ とにより,見通しのよい議論が可能となり,実数の範囲では複雑極まりない計算が,複素数の範囲に広げることにより,簡単な計算で得られるということすら生 じる。具体的には,正則函数,冪級数と初等函数,複素積分,Cauchyの定理,留数定理,TaylorおよびLaurent展開などを学ぶ。