応用解析序論   Introduction to Applied Calculus

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担当教員
川中子 正 
使用教室
金7-8(W621)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5011
シラバス更新日
2008年10月22日
講義資料更新日
2008年10月22日
学期
後期  /  推奨学期:-

講義概要

19世紀の初頭Fourierにより熱伝導の方程式の研究において用いられたFourier級数を導入し,Fourier級数の様々な収束定理およびFourier級数を用いた偏微分方程式の解法を解説する。

講義の目的

Fourier 級数論について学ぶ。内容は、理工系のほとんどの分野で
多用されている Fourier 解析の一部分である。Fourier 級数の
性質および Fourier 級数を用いた偏微分方程式の解法について
説明する。

講義計画

・Fourier 級数展開とその収束性
・三角級数展開の実形式と複素形式、正弦展開と余弦展開
・Bessel の不等式、Parseval の等式
・関数の滑らかさとFourier 係数との関係
・Gibbs 現象
・いくつかの偏微分方程式の Fourier 級数解
・その他(時間に余裕が出た場合)

教科書・参考書等

教科書は指定しない。

参考書等
参考書としては、
 高木貞治著「解析概論」岩波書店(第6章)
をあげておく。

関連科目・履修の条件等

1年次の微分積分学、2年次前期の解析概論第一を履修していることを
前提としている。

成績評価

筆記試験およびレポート等により総合的に評価する。

担当教員の一言

この科目の内容と他の解析系科目の内容との関連について、授業の初め
に説明する予定である 。
 今年度に関しては、解析学演習A第二において、応用解析序論の内容
は扱われない予定である。 

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