水環境計画   Water Management for Environmental Health

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担当教員
浦瀬 太郎  石川 忠晴 
使用教室
月3-4  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7511
シラバス更新日
2005年8月23日
講義資料更新日
2005年8月23日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:-
補足資料

講義概要

Ⅰ  河川,湖沼などにおける水質汚濁現象を理解するための基本的水質指標を講述する。さらに,環境に関する歴史的な考察,環境倫理に関する事項を学習する。また,上水道および下水道に関連する環境衛生工学の初歩を理解し,都市の雨水の流出量の算定方法および雨水管渠の設計法について理解する。
Ⅱ  1.水質汚濁の指標 2.有機物汚染による酸素消費 3.上水道施設 4.下水道施設 5.富栄養化現象 6.都市水害 7.水環境調査 8.環境とは何か

講義の目的

本講義は、河川、湖沼などにおける水質汚濁現象について、歴史的な考察、環境倫理に関する事項を含めて水文学、水質学の見地から解説する。また、上水道および下水道に関連する環境衛生工学の基礎を講義する。都市の雨水の流出量の算定方法および雨水管渠の設計法についても学習する。

講義計画

1. 有機物汚染と酸素消費
2. 成層現象と貧酸素化
3. 富栄養化現象および窒素とリンの水域における循環に関するモデル
4. 環境計測および水環境調査
5. 足尾鉱毒事件
6. 水環境の数値シミュレーション
7. 文明の勃興と崩壊
8. 水質指標:BOD, SS, N, P, など
9. 都市の有機物代謝:都市におけるBODなどの収支
10. 河川の自浄作用:河川のBOD, DOの濃度変化のモデルによる記述
11. 上水道計画:取水施設、浄水処理技術、配水施設、給水設備
12. 下水道計画:下水道の目的、下水道の種類、排除方式など下水道の計画
13. 下水道計画:雨水量の合理式による算定と管渠の設計
14. 下水の処理技術:活性汚泥法、栄養塩の除去、汚泥処理

教科書・参考書等

「(大学土木)水環境工学」松尾友矩編、田中修三ほか著、オーム社

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

授業出席,期末試験,レポート

担当教員の一言

環境については、土木工学以外でも扱われるが、環境をただ解釈するだけではなく、環境を保全する技術を有し、人間活動の環境への影響を様々なモデルを用いて定量的に予想し、環境を改善する提案ができることも土木工学における環境の扱い方の特色である。本講義では、水環境と上下水道を中心に途上国の環境問題など様々な問題に対して、土木工学の立場から考える。

その他

【オフィスアワー】講義終了後20分以内は、必ずいます。もしくはメールで質問ください。部屋に来ていただいても結構です。

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