I 材料の変形や強さに関する諸現象を学びながら,機械を構成する基本的な要素およびその表現方法を身につけさせる。
II 応力と歪,力の平衡,締結・案内・伝達要素,設計と精度
身の回りにある機械類は多数の部品,要素から構成されている.このような設計に際しては,機能・価格,重量,組み立てや補修の容易性,リサイクル性などを総合的に考慮する必要がある.本講義では,設計製図の基礎となる材料の変形や強さに関する諸現象を学び,部品を構成する固体材料の熱,慣性力などに対する力学応答について基礎を学ぶ.
1.講義の目的,講義の進め方
2.機械の設計
3.材料力学の基礎(荷重,応力とひずみ,フックの法則など)
4.引張りと圧縮
5.骨組構造,軸のねじり
6.はりの応力その1
7.はりの応力その2,はりのたわみ
8.組合せ応力
9.ひずみエネルギー
10.柱の座屈
11.材料の強さと破壊
12.締結要素
13.伝達要素
14.案内要素,その他機械要素
15.精度と設計
基礎材料力学:小泉 監修(養賢堂)
機械設計工学1「要素と設計」:尾田十八,室津義定(培風館)
特に設けない.
原則として期末試験により評価する.毎回の演習も考慮する.
演習を中心に履修を進めるので,予習を必須とする.