I 機械系以外の課程を履修する学生を対象にし,工学の基礎的部分に共通する力学的な物の考え方に習熟させるため材料力学の理論的概念について講義する。
II 材料の機械的性質,単純応力及び組合せ応力,曲げ,ねじり,曲げとねじりの組合せによる応力と変形,弾性エネルギ及び衝撃荷重,柱の座屈,応力集中,塑性変形とクリープ,疲れ及び破壊,非破壊試験法。
主として「電気電子工学課程」および「開発システム工学(電気コース)A課程」を履修する学生を対象に、機器の設計、製造、保守を適切に行う際に必要となる材料力学の基本的知識を習得させる。
1.材料力学の役割、力と応力(4/10)
2.応力とひずみ、材料の力学特性、許容応力と安全率(4/17)
3.棒の引張と圧縮(4/24)
4.軸のねじり(5/1)
5.はりの曲げ(5/8)
6.エネルギー原理(5/22)
7.材料の強度と破壊(5/29)
教科書:JSMEテキストシリーズ「材料力学」、日本機械学会
参考書:辻 知章 著:「なっとくする材料力学」、講談社
特になし
演習、レポートの結果を加味して評価する。
材料力学について主に電気系の学生を対象に平易に解説するので、力学の理解や工学的な知識を広げるために履修を勧める。
Web ラーニングプラザ(http://weblearningplaza.jst.go.jp/)の材料力学基礎知識コースが参考になります。