溶融法,気相法など各種ガラスの作製方法と,つくられたガラスの基本的諸特性について解説する。また,光学特性を中心とする機能性ガラスについても言及する。
ガラスは構造、成形性、加工性等の多くの面で結晶質無機材料とは異なる特異な材料である。本講義では大量生産されるガラスから特殊組成あるいは高機能化処 理を施したデバイス用の高機能ガラスまでを対象として、各種作製方法(溶融法、気相・液相合成法)と作製されたガラスの基本的諸特性を解説し、その応用範 囲の広がりについて言及する。
1.講義の概要,ガラスとは
参考書や研究論文誌の紹介
2.ガラス形成とはなにか
3.酸化物ガラスの構造の大切なポイント
4.種々の酸化物ガラスの特徴
5.ガラスはどのように製造されるのか
6.ホスト材料のガラス;光るガラスの原理
7.ガラス中の輸送現象;イオンの動き方
8.微粒子からのガラス作製
9.気相合成方法:シリカガラスの製造
10.ガラスの固有光吸収・固有光散乱
11.シリカ系ガラスの諸特性(I)
12.シリカ系ガラスの諸特性(II)
13.有機・無機ハイブリッド材料
プリント
参考書等
「はじめてガラスをつくる人のために」 山根正之著 内田老鶴圃
「微粒子からつくる光ファイバ用ガラス」 柴田修一著 内田老鶴圃
特になし
レポート