結晶構造特論   Advanced Course in Crystal Structure Science

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担当教員
植草 秀裕 
使用教室
月7-8(H135)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
19001
シラバス更新日
2014年4月5日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期

講義概要

主として有機結晶の科学について述べる。
教科書を元に、結晶構造の解析法の概略、結晶を構成する分子間相互作用、分子性結晶に関連する物性、結晶構造、反応性などについて解説する。

講義の目的

結晶内の分子配列からその結晶の物理的,化学的な性質を明らかにする。分子性結晶に関連する基本的な概念を理解する。

講義計画

1.結晶化学とは
2.結晶の対称性
3.結晶構造解析
4.イオン結合
5.ファンデルワールス相互作用
6.電荷移動型相互作用
7.水素結合
8.結晶多形と相転移
9.結晶構造予測
10.固体中の分子運動
11. 有機固相反応/固体混合による反応
12. 有機結晶相反応
13. 中性子回折を利用した反応機構の解明
14. 反応中間体の構造解析

教科書・参考書等

「結晶化学」基礎から最先端まで、大橋裕二著(裳華房)を教科書とする

関連科目・履修の条件等

特にないが、結晶学の基礎知識があれば理解の助けとなる。

成績評価

毎回の出席を兼ねたクイズ、中間テスト、期末テストによる

担当教員の一言

最新の結晶化学は分子構造に基づき、さらに分子間の相互作用を含めた結晶構造の理解、そして結晶内の分子の動きまで解明する学問となった。

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