静電磁場、電磁誘導、電磁波について、Maxwellの方程式を基礎として、学ぶ。特に、電場と磁場との関係について、理解を深める。
クーロンの法則やファアデーの法則から電磁気現象を理解し、Maxwell方程式がどのように導かれるかを示し、逆に、Maxwell方程式(+ ローレンツ力)によて、すべての電磁気現象が理解できることを、学ぶ。必要な数学については、随時、説明や復習をおこなう。また、講義と演習を一体として、進めていく。
朝倉書店 現代物理学「基礎シリーズ」3 電磁気学 中村 哲・須藤彰三 著
その他の教科書・参考書については、授業で提示する。
特に条件ではないが、1年生の数学・物理学の各教科、2年生前期の物理学の各科目や物理数学を受講しているものとする。
講義の部分については、年度末に試験を行う。演習については、求められたレポートは、成績の対象となる。
電磁気学は物理学の基礎の1つであり、それ自体、学習することが重要であるが、他の物理学の領域を学ぶ上でも、有用な考え方や数学的手法などが学べる。
電磁気学演習(佐々木担当)について、講義中に行った小テスト・演習の問題と、講義後に提出してもらう課題の模範解答をHPに載せておきます。http://sasakitakanori.com/electropractice2011