微視的物質構造から出発して,導体,誘電体,磁性体,超伝導体などの物質中あるいは境界面での電磁場の静的性質や,外部変動電磁場に対する動的応答を,Maxwell方程式に基づく巨視的な電磁現象として扱う。
導体、誘電体、磁性体、超伝導体などの物質中あるいは境界面での電磁場の静的・動的性質を Maxwell 方程式と、構成方程式に基づく巨視的な電磁現象を扱う。
また、それぞれの物質の外部電磁場に対する応答も微視的物質構造を考慮して扱う
1. 電磁界の基礎方程式
Maxwell方程式、電磁波
2. 導体
定常電流、オームの法則、準定常電流、表皮効果
3. 誘電体
分極、誘電率、電磁波の屈折と反射、誘電緩和
4. 磁性体
磁気モーメント、磁区、磁気緩和
5. 超伝導体
マイスナー効果
特に指定しない
参考書等
中山正敏著「物質の電磁気学」岩波書店
L. D. Landau, E. M. Lifshitz and L. P. Pitaevskii: Electrodynamics of Continuous Media; Pergamon Press
などを推奨する。
第3学期開講の電磁気学第一を履修しておくことが望ましい
学期末試験を行う。また必要に応じてレポート課題を出題し、それらを総合して評価する。
積極的に授業に参加し、質問することを奨励します